OBOGの声~自分の頭で考え、発言する大切さ3~
まっくろくろすけOG渥美藍さんの著書『ありのままの自分で』より抜粋して、OBOGの声を紹介しています。
入学してから感じた新鮮さ、おどろき、戸惑いなど、たくさんの素直な気持ちがつづられています。
前々回からの続き、「自分の頭で考え、発言する大切さ」最終回です。
まっくろくろすけでは、その真逆でしょっちゅう自分の意見や考えを求められました。
最初はそれに戸惑い、
が何を考えているのか、それをどう言葉にしていいのかわからないことも多く、
意見を言うときも誰かに悪く思われるのではないかとおびえていました。
しかし、他の子たちを見ていると、
自分の意見を言っても頭ごなしに批判する人がいないことに気がつきました。
よりよい答えを見つけるために質問や意見を出し合っていました。
それでも最初は、
自分の意見を言うことに躊躇したりしましたが、
徐々に発言することの楽しさ、人の意見を聞くことの喜びを感じるようになりました。
それまでは「人にどう思われるか」を行動基準にしていましたが、
「自分がどうしたいか」で判断する機会も増え、いろんな経験をし、多くのことを学びました。
自分の時間をすべて自分で決めて過ごすようになると、自分自身と向き合う時間も増えてきます。その中でしだいに「自分はどうしたいのか」に気づいたり、それを基準に考えたりすることがスタンダードになっていくのかもしれません。