まっくろくろすけについて

デモクラティックスクールまっくろくろすけとは

デモクラティックスクールとは、すなわち民主主義の学校。
まっくろくろすけは1997年にスタートし、2003年に兵庫県神崎郡市川町の自然豊かな古民家で開校した日本初(発)のデモクラティックスクールです。
ここではメンバー全員が対等な立場で話し合いをし、学ぶ場所を自分たちで作りながら、自らの学びを自分で決め自由に学び育っています。

時間割、クラス分け、先生による指示などはなく、その日の活動を自分で決め日々活動します。
メンバーはその時に興味があることに最大限取り組むことができ、自然な状態で学び育つことができます。
現在5歳～21歳の30名弱の子どもが通っています。

まっくろくろすけの特徴

◇スクールのことはみんなで話し合って決定する

ミーティングと呼ばれる話し合いの場で、メンバー(基本毎日来る子ども)とスタッフ(子どもたちに頼まれたことのサポートをする大人)が全員対等に一票を持ち、話し合って様々なことを決めています。
ミーティングでは活動に関する許可、ルールの変更、活動費の使い道、見学者の受け入れ、相談事、イベントの企画など多岐にわたることを話し合っています。
話し合いには決まった解決の仕方や大人が最終的に話をまとめることがないので
参加者が納得するまで長時間や数日にわたることもあります。
色んな立場や考えの人が納得してスクールに通うため、どうすればお互いを尊重することができるのか日々試行錯誤しながら話し合われています。

ミーティングには活動に関することを話し合うデイリーミーティング、週に一度、イベントの企画やルールの確認などについてじっくりと話し合い案を練る週ミーティング、年に二回、秋と冬に年間の予算、人事、スケジュールなどの大枠を保護者も交えて話し合う総会などがあります。

◇自由な空間でそれぞれがやりたいことを学べる環境

まっくろくろすけにはカリキュラム、クラス分けがなく、先生もいません。
メンバーは日々自分の活動を全て自分で決め過ごしています。
メンバーたちは友達と話したり、ゲームをしたり、外遊びをしたり、何か目標に向かって勉強したり、スクールの改革をしたり、好きなことをして活動しています。
やりたいことに対して大人のサポートが必要な場合は頼んで、サポートしてもらうこともできます。

子どもとは本来誰かに指示されずとも自分で成長する力を持っていると私たちは考えています。
誰かに与えられて学ぶのではなく、それぞれが持っている学びのタイミングで、自分の興味があるものに向かって学んでいくことにより、自然な形で学びを得ることができます。
学びとして何が良いか悪いかを大人が決めたり、｢この年ではこれを学ぶべき｣、｢これは成長・学びに良くない｣といったことは周りが押し付けるものではありません。
潜在能力を損ねず、それぞれが集団生活の中でその時に学びたい・やりたいことを自由に学ぶことで考える力をはぐくみながら、のびのびと育つことができるのがこのスクールの大きな特徴となっています。

◇大自然に囲まれた校舎

まっくろくろすけは姫路から少し北に行ったところにある神崎郡市川町というとてものどかな場所にあります。
校舎は平屋の古民家を使用した母屋と、農業倉庫を改築した二階建ての蔵の二棟。
徒歩で山にも川にも行ける自然豊かな立地に加え、周りに民家も少ない環境のため、室内外問わずのびのびと活動することができます。
外は約600坪のグラウンドに大型トランポリン、ブランコ、バスケットゴールなどがあるので、走る以外にも様々な遊び方ができます。
また、このような自然に囲まれた立地にも関わらず、最寄駅から徒歩10分ほどで行けるのも利点です。

◇行事の企画も自分たちで

まっくろくろすけには決まった行事がなく、その時どきによってやりたいことをやりたい人が企画しています。
毎月の遠足や、スクールでのお泊まり会、文化祭、夏祭り、運動会、修学旅行など様々なイベントが今までに企画されてきました。
また、卒業生が決まった時の卒業式などもメンバーたちで協力して作り上げます。
1人で企画する子もいれば誰かと一緒に企画する子もいますが、付き添いの大人、大人が手薄にならないよう調整、関連の連絡、予算の申請、参加者のまとめなど規模にもよりますが様々なことを経験できます。

スクールの特徴・魅力はここに書かれている限りではありません。
それぞれが自分らしくあれるこの場所は本当に十人十色になっています。
ぜひ一度実際に間近でご覧ください！

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