よくある質問をまとめました。
メンバーが作っているため、視点が文章ごとに変わっているかもしれませんが、疑問解消のお役に立てればと思います。

〈目次〉
◇通い方に関する質問
◇理念に関する質問
◇入学・卒業に関する質問
◇その他に関する質問


◇通い方に関する質問

Q.通学定期は出ますか?

A.在籍校に実習先として、出席認定をしてもらえれば購入可能です。
現在希望する子どもは全員が出席認定をしてもらえていますが、確実に出席認定をされるとは限りません。
出席認定の申請はスクールに相談していただければお手伝いさせていただきます。

Q.メンバーはどのような交通手段で通っていますか?また、どのあたりから通っていますか?

A.車で送迎してもらう子や自転車で通う子もいますが、多くの子は電車で通っています。
最寄り駅は姫路駅から直通の比較的アクセスの良い駅なので、姫路周辺はもちろん明石や神戸周辺から通う子や、過去には大阪から毎日通う子たちもいました。

Q.メンバーは必ず毎日登校しなければなりませんか?

A.いいえ、登校日数について規定はありません。
メンバーは基本的に毎日来ると想定されていますが、どのように学ぶかはその子次第なため、いつ来ていつ休むかもメンバー自身が自由に決めてそれぞれが通っています。
「家でやりたいことがあるから」、「仲のいい子が来ないから」、「気が乗らないから」など様々な理由で休む子がいます。



◇理念に関する質問

Q.デモクラティックスクールとフリースクールとの違いはなんですか?

A.デモクラティックスクールは民主主義のやり方に基づいた教育理念を持っていますが、フリースクールは不登校の子を支援することを主軸にしているが多いです。
しかし、明確な規定は定められておらず自由に名付けることができるため、スクールによって違う部分が大きいことも事実です。
デモクラティックスクールの中でもスタッフがメンバーの活動に積極的に関わる場所もありますし、フリースクールの中でもデモクラティックスクールの理念と近い考え方で不登校生徒の支援に取り組む場所もあります。

また、余談になりますが、これもよく聞かれるサドベリースクールとデモクラティックスクールの違いとしては、サドベリースクールはデモクラティックスクールの一種で、アメリカにある「サドベリーバレースクール」の理念を基に作られたデモクラティックスクールのことを言います。

Q.まっくろくろすけで基礎的な学力は身に付きますか?

A.カリキュラムが存在しないため、スクールから「身に付く場所です」と明言することはできません。
しかし、まっくろくろすけの学び方は「本人が必要だと思ったことを必要なタイミングで学ぶ」というものです。
日常の生活の中で必要なスキルは自然と身に付いていくものですし、本人が必要性を感じたら自分から覚えたり、大人に教えてもらうことで学んでいきます。
そして更には自分のタイミングで学びたいことを学ぶことで、自分が興味を持った分野を突き詰めていき、学習指導要領以上の知識を身に付ける子もいます。

Q.カリキュラムがない中、誰かに教えてもらいたい時はどうするのですか?

A.スクール内外のサポーターから教えてもらうことができます。
まっくろくろすけでは子どもの自主性を尊重しているため、大人の方から与えたり、大人が学ぶ内容を決めることはしませんが、子どもから求められれば可能な限りサポーターが教えることはできます
もちろんサポーターも完璧ではありませんが、得意な範囲や相性などを見てメンバーからサポーターに教えてほしい内容を伝えて、要望に応じて可能な限り教えてくれたり、時には一緒に身に付け方を調べ模索しながらして学ぶことができます。
科目勉強、趣味のスキル向上などで時間を取って継続的に教えてもらうこともあれば、「お知らせのメールを送りたいから送り方やタイピングを教えてほしい」、「クラブのお金を記録したいから書き方や計算を教えてほしい」など実際にやる時になって実践で教えてもらい学ぶことも多いです。
科目勉強も一口にそう言っても「高校・大学に進学したいから受験勉強を教えてほしい」、「社会に出ても困らないように基礎の勉強はしておきたい」、「漢字を書けるようになりたい」、「面白そうだからなんか教えてほしい」など動機は多岐にわたります。


◇入学・卒業に関する質問

Q.入学試験はありますか?

A.ありません。
子ども本人に入学の意思があるかどうか、保護者もスクールの理念に賛同していることを入学条件としています。
試験はありませんが、入学に対してスクール内で体験参加の様子を踏まえて話し合います。
そのため「スタンバイ」という立場での入学となることもあります。

◇スタンバイ制度について

メンバー・ビジターの中でもまだ自分のことを自分でできなくて、みんなと対等に活動するのが難しい子はミーティングにてスタンバイメンバー・スタンバイビジターという区分けにすることがあります。
メンバーやビジターも必要があれば大人のサポートを受けますが、スタンバイはよりそれが必要なため、サポートを受けながら自分の事を自分でできるようになれるよう練習していきます
基本的にはメンバー・ビジターと変わりませんが、お泊まり会、水遊びの遠足など大人のサポートが手薄になるイベントへの参加は制限される場合があります。

デモクラティックスクールまっくろくろすけHP「入学案内」より
Q.まっくろくろすけに通っていても義務教育(小中学校)の卒業資格はもらえますか?

A.もらえます。
地元の公立校に在籍することで、小中学校に通学せずとも他の学生同様教科書の配布、図書館など学校施設の利用、卒業資格の授与などの支援を受けることができます。
出席日数は卒業と関係がないですが、定期券の発行など必要があれば在籍校にまっくろくろすけを実習先として出席認定の申請をすることもできます。出席認定は自治体の判断に寄るので必ずしも認められるとは限りません。

Q.まっくろくろすけの卒業に年齢や基準などの条件はありますか?

A.ありますが、やめる=卒業という形ではありません。
また、在学可能年齢が決まっていないため(入学可能年齢はあり)、何歳までに辞めるということはなく、いつ辞めるかはその子自身が決めます。
そして、旅立つ際に「やめる」という選択肢と「卒業する」という選択肢があります。
卒業をするにはまずメンバー自身が卒業に立候補し、「卒業を考える会」を開き今までの活動や当日のスピーチ・質疑応答などを見てメンバーとスタッフが卒業の基準を満たしているかどうか総合的に判断し、規定以上の賛成を得ることで卒業生として認められます
卒業の基準には「メンバーとしての在籍年数が3年以上であること」、「直近1年の出席日数が6割を超えていること」、「まっくろのことをよく理解し学んだか」、「5つの約束(スクールの基礎となる理念を分かりやすく5つにまとめたもの)ができているか」などがあります。

Q.まっくろくろすけに通った場合、辞めたあとの学歴はどうなりますか?

A.まっくろくろすけの卒業は公的な卒業資格ではないため、何もしなければ義務教育である在籍の中学校卒業が最終学歴となります。
ですが、まっくろに通うメンバーの中には大学進学や学歴のために通信制高校定時制高校と併用して通う子や、まっくろで勉強をして高等学校卒業程度認定試験を受け、まっくろに通いながら高校卒業資格を得る子もいます。


◇その他の質問

Q.保護者はどの程度スクールに関わりますか?

A.メンバーの保護者には毎年秋と冬に開かれる総会への出席をお願いしています。(なお、保護者は予算とスケジュールに決定権あり)
もちろん予定や遠方など都合が悪い場合は欠席でも問題ありません。
敷地が900坪あり、スタッフ、メンバーだけで維持するのが困難なため、草刈りまたは協力金をお願いしています。
また、PTAなどの団体はありませんが、近年は保護者同士の交流を目的とした共有の畑&田んぼを使ったワークショップ(はたかつ)や交流会などが保護者から企画されることもあり、自由に参加することができます。