OBOGの声~まっくろくろすけで学んだこと3~

OBOGの声を紹介していくシリーズ。引き続き渥美藍さんの著書『ありのままの自分で』より一部抜粋してお届けします。
まっくろくろすけで学んだことの中で今回は「話し合いの意義」について。藍さんが体験した話し合いからの学びを綴ってくれています。


私は、まっくろくろすけに来て初めて、「話し合い」というものをしました。

はじめは意見を求められても自分がどう考えているのかさえわかりませんでした。

しかし、まっくろくろすけで日々のミーティングなどに参加していくうちに、話し合うことの大切さに気づきました。

「話し合い」を重ねればお互いの理解も深まり、新しい発見があり、同時に、いろんな人の意見を聞くことによって、ものの見方が変わったり世界観が広がったりしました。

そして、「話し合い」に参加していく中で、自分に自信がもてるようになりました。

まず、自分の意見を言ってもいいんだという気づきがありました。

次に自分が発言したとき、誰かが違う意見を言ってくれたり、賛同してくれたりすることによって、自分自身の発言への理解が深まり、今自分が置かれている状況や問題点が明らかになっていきました。

「話し合い」の最中にどんどん違う問題が生まれたり、予想もしていなかったような結果になったりという経験を何度もして、自分に自信がもてるようになったのです。

一人ひとりの意見を尊重し、無下にしないというのは、私にとって大きな学びでした。

皆との話し合いで成り立っている社会というのは、私の理想とするものです。

民主主義の意味を、実際に自分が体験して初めて理解できたように感じます。


まっくろくろすけでは大きなことだけではなく、日常の小さな困りごとやトラブルからメンバー同士の話し合いによって解決していきます。解決したと思ってもまた新しい問題が生まれることもあります。そのたびにまた話し合って試してみて考えます。こうした経験を日常的に体験しながら成長していくことができる学びの場です。

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