OBOGの声~まっくろくろすけで学んだこと2~
OBOGの声を紹介していくシリーズ。渥美藍さんの著書『ありのままの自分で』より、藍さんが「卒業を考える会」で発表したまっくろくろすけで学んだことをお届けしています。
「自分の思ったことを相手に伝える大切さ」について、前回の続きです。
まっくろくろすけでは、自分から行動しないと何も始まりません。
誰かが先回りして何かをやってくれたり、言ってくれたりすることはありません。
助けてほしいときは自分からお願いする、
やめてほしいことがあるときは「やめて」と言うなど、
自分の思いを相手に伝えることを、まっくろくろすけで学びました。
これは、社会に出てからもさらに必要になってくると思います。
なぜなら、社会に出たら自分で考えて自分から行動しなければならないからです。
人と生活していく中で、自分の気持ちを言葉にして伝えることは大切なことで、
自分の気持ちを相手に伝えないままだと損をすると感じました。
まだ完璧にできているわけではなく、
ときどき相手に伝えられなくて悔しい気持ちになることはありますが、
自分なりに日々努力しています。
まっくろくろすけで自分の思いや考えを相手に伝える大切さを学んだことは、
これから先も重要になってくるでしょう。
人生の課題として、社会に出てからも日々、訓練を重ね努力していきたいと思います。
通い始めたころは自分の主張をするのが精いっぱいで話し合いに参加しづらかった子も、しだいに最後まで話し合いができるようになるのを見ます。自分の気持ちや考えに気づき、人に伝えていく経験を積み重ねることで言葉も磨かれ、同じように人の気持ちや考えを聞くことの大切さにも気がついていくのかもしれません。

