OBOGの声~自分の頭で考え、発言する大切さ1~
まっくろくろすけOGの渥美藍さんの著書『ありのままの自分で』より一部抜粋してお届けします。
今回は「自分の頭で考え、発言する大切さ」
藍さんがまっくろくろすけに来始めた時に感じたことを記してくれています。
まず、誰にも指図されないということに戸惑いを感じつつも新鮮でした。
それまでは、学校では先生、家庭では親に指図をされて動いていたので、自分で考えて行動したことがありませんでした。
ですから、〈まっくろくろすけ〉に通い始めた当初は、何をしたらいいのか、戸惑いました。
しかし、「何をすればいい」のではなく「自分が何をしたいのか」なのだと気づき、考えてみると、やりたいこと、今までやりたくてもやれなかったことがたくさんありました。
こんなにやりたいことがあったんだと自分でも驚きました。
(2につづく)
まっくろくろすけでは自分の時間をすべて自分でどう使うか決めて過ごします。入学したてのメンバーの中には藍さんと同じように最初は戸惑う子もいますが、だんだん自分の興味や周りの子たちとのかかわりから自分なりの過ごし方を見つけていきます。「自分が何をしたいのか」に気づいたとき、考え方や過ごし方が大きく変わるのかもしれません。