8月30日夏祭り開催!
去年に引き続き、一般の方も遊びに来てもらえる夏祭りを行います。
8月最後の土曜日の30日です。
まっくろではスクール(大人)が先に用意するイベントはありません。毎年、子どもたちが言い出して、進める子がいると、実現します。
先に決まっていることがないと、体験が少なくなると思う人もいるかも知れません。
でも、真っ白なキャンバスだからこそ、子どもたちがたくさん絵を描けるとも言えます。
去年の夏祭り実行委員の子は、今年は言い出さなかったのですが、他の3人の子がやりたいと企画書をミーティングに提出しました。
3人で毎日のようにあれこれ話し合っています。それぞれの得意なところを生かして、動いています。
部分ぶぶん、これはこの大人に相談しよう、こっちはあの大人に、それはあの子にといろんな人に声をかけています。
これは簡単なようで、難しいことでもあります。コツコツ1人でなら、きちんと物事に取り組める子もいます。そういうタイプの子が1人ではできない規模のことをすることになると、どう人に声をかけて、役割分担してもらうかにチャレンジしていきます。
そして、頼んだ相手の進捗状況を把握しながら、全体をまとめていく…
まるで、大人の仕事と同じです。
違うのは、商売というより、楽しみのためにしている部分が大きいでしょう。
ともかく、すごい複雑なことに、取り組んでいるなぁと感心しています。
委員の子から分岐して、各クラブでも出店の話し合い等、大なり小なりいろんなところで同じことが起こっています。
自分が中高生だったときの文化祭に比べても、
自由教育だけに決めれる、自分たちで担う部分が大きいです。
学校的な勉強をしてない子は、大人になった時に困るんじゃないかという質問を度々受けますが、
デモクラティックスクールでみんなが経験する自治や自分のことを自分で決めていく経験がなくて、あるいは少なくて、大人になったときに困ることもたくさんあると思います。
いずれにしろ、自分の体験してきてないことが必要になったときに、主体的に取り組める、考えれるという姿勢や知恵が身についていく…そんな場所が大切と思います。
技術革新が早い時代だから、ますますこういった生きる力について考えさせられます。