卒業にのぞんで思う大切なこと
いつでも自分が旅立ちたい時に辞めれる、卒業できるまっくろくろすけですが、今まで卒業したい子は全員3月末で旅立っていきました。
今年も3月に卒業式がある予定です。
卒業に向かう子がここでの学びをどんなふうに捉えているか
今までの「卒業を考える会」で話されたことを
順次紹介していこうと思います。いろんな子どもたちの声を聞いてください。
まっくろくろすけは年齢の幅がとても広いです。4歳から19歳くらいまでの子がいます。
その中で、子ども同士が「お互いが安心して、好きなことができる環境」を実現していきます。
そのためには、ミーティングにおいても、日常の活動中においても、対話について様々なことに気づき、身に着けていきます。
今回はそのことについて話している子の声を紹介します。
「私は学ぶ場所として、まっくろくろすけを大切にしてきました。
その中で「当たった壁」について話していきます。
① ミーティングでは自分の意見をわかりやすく伝えるだけでなく、相手の気持ちを考えないとお互いに楽しく過ごせないとわかってきました。
周りを不安にさせないようにミーティングのスピードにも気を配るようになりました。
日常会話においても、「なぜ相手はこう言っているの?」「どんな気持ちなの?」「自分の話が通じている?」と相手の視点で考えることの重要さがわかりました。
② 日常でもミーティングでも、自分の年齢があがるにつれ、相手に怖く思われたり、緊張させてしまったりすることもでてきました。
いろんな子に、それぞれに対する気遣いをしつつ話すことの大切さを知りました。
特に感情をコントロールしながら話すことは大切です。
例えば、「次から気をつけてね」と伝えているつもりでも、相手に怒っている感情として伝わってしまう時があります。
すると、「次から気をつけよう」という気持ちでなく、怒られたというのが相手の頭に残ってしまいがちです。
自分の感情をいかにコントロールして、話をするかをここで学びました。
③ 人間関係との向かい方が変わりました。
人間関係を少しでもよくしていこうと努力してきました。
誰でも相手のあんまり好きじゃないところはあります。
それを含めて、相手を好きになるようになってきました。
相手にも自分の嫌いなところも含めて好きになってもらえたらと思うようになってきました。
幼いときは自分が言いたいことを言う、自分の感情の赴くままに話していた、自分の感覚だけで人の好き嫌いを決めていた…
それが権力をもった人にしつけられて、変わらざるおえなかったのではありません。道徳の時間に教えられたのでもありません。
言葉で外部から教えられたのではありません。
自分自身で自分も相手も、まっくろ全体を大切にしたいと、自分の内部から変わっていったのです。
自分で自分も、コミュニティ全体も成長させていける…そのための気づきを自分で得ていきます。
それこそが、「学びの自由」と「スクールのすべてを自治」というデモクラティックスクールでの深い学びと思います。
その日々の経験、生き方が
まっくろを旅立ったあとも
自分の人生を自分で築きあげながら、
自分も相手も、
そして自分のコミュニティも相手のコミュニティも尊重する人であり続けると思っています。

