実地研修で何が学べる?~研修レポート3日目その②~

研修生の声を紹介するシリーズ、続編。

引き続き実地研修を受けてから仙台市にて「AKIU SCHOLÉ 対話する学校」を立ち上げられた伊藤真結さんの研修レポートブログを引用してご紹介させていただきます。

前回の研修3日目のつづきです。


 

無意識にもっている,

遊んでないで勉強しなさい!

の感覚。

何より大切なのは,その瞬間にもつ“好奇心”と“楽しい気持ち”。

その対象が,ゲームであれ勉強であれ,漫画であれ新聞であれ,

大切なことは共通して変わらないはずなのに。

 

東大に行ったから偉いではない。

でも少なからず,なんとなく「東大?すごい!」と感じてしまうのは,

学校で与えられる“評価”が,テストの点数だから。

そうではない。

 

私はアインシュタイン氏を尊敬していて,彼の言葉の数々に救われてきている。

その中の一つにこういうものがある。

 

「若者には,通常の成功を人生の第一の目的とすることを教えるべきではありません。

学業と労働の最も重要な動機は,学んだり働いたりすることそのものの喜びと,

その結果として社会に貢献できるという期待感でなければなりません。

教育者の最も重要な課題は,若者を励まして,そういう意識を持たせることです。」

 

改めて,産業革命後に作られた学校教育に違和感を抱いていた彼の言葉の数々にはいつも震える。

本質を見抜いている。

 

ほとんどの子どもたちが,中学を卒業するまでに,

「勉強=楽しくない,苦しい,つまらない」

という価値観をもってしまう。

 

私は高校生の年代との関りが大好きだから選んだ高校教員だったけれど,

高校生と共に数年間現場に居て,ほとんどの子がそうだったからこそ,

それ以前に目を向けた。

 

勉強ができることも,

絵がうまいことも,ゲームが好きなことも,

人の話を聞くのが好きなことも,

その子がもつ一つの能力に過ぎなくて,勉強だから良いとかいうことではない。

 

子どもたちが自分の心に正直でいられる為には,

多くの大人がもつ,偏った価値観で子どもたちを評価したり,導こうとしたりしてはいけないのだと思う


残りは4日目と5日目。続きもお楽しみに。

【実地研修開催のお知らせ】
デモクラティックスクールを1週間体験しながら学ぶことができる研修です。これまでのべ226名の方が参加されました!
◇2月24日(月)~27日(木)残り1名
◇3月3日(月)~6日(木)残り2名

上記日程以外でも個別に日程を組むことができます。ご関心のある方はmakkuro.info@gmail.com寺本までお気軽にお問い合わせください。たくさんの方のご参加をお待ちしております!

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