大人の関わり方
研修を受けた方の声を紹介していくシリーズ。今年2月に2回目の実地研修を受けてくれた藤原美里さんの感想を紹介しています。今回は「大人の関わり方について」。実際に一週間スクールで子どもたちと過ごす中で、感じたことや考えたことをまとめてくださいました。
今回の研修でも10歳未満のメンバーと遊ぶことが多かったのですが、その関わりの中で「何もしないこと」の重要性と大変さを実感しました。
一緒に遊んでいく中で「こうしたら?」と提案したり「こうするんだよ」とやり方を伝えたりしたくなることが多々ありました。しかし、それをしてしまうとその子の学びの機会を減らしてしまうことも理解しています。そのため、提案や助言したい気持ちをグッとこらえました。
すると、メンバーの子は自分で考え、試し、解決に向かおうとしていました。自分の力だけでは難しいと判断すると自分から「手伝って欲しい」と伝えてくれました。その姿を見て、子どもたちには問題を解決する力をしっかりと持っており、大人があれこれ言ってしまうことでその力を弱らせてしまうと考えました。
また、こうした大人が「何もしない」ことで守られている学びの積み重ねが、学校運営を子どもたちが担うことや、自分の力で自分の人生を歩むことにもつながると考えました。
4月からオルタナティブスクールのスタッフになるため、この「何もしない」姿勢を忘れず、活かそうと思いました。
◆実地研修のご案内◆
(スクールを作りたい方・理解を深めたい方など向け)
これまでのべ229名の方が参加されました。一週間スクールを体験しながら学びを深めるプログラムです。7月回は申し込みがあり、あと2枠空いています!他のスクールから来られた方とともに研修を受けることもいろいろな刺激があると思います。ぜひ多くの方に来ていただきたいです!ご参加お待ちしております♪
【2025年度開催予定】
①7月14日(月)~17日(木)残り2名
②9月1日(月)~4日(木)
③10月20日(月)~23日(木)
上記以外にも個別に日程を組むこともできますので、お気軽にご相談ください。