安心して裸足で過ごせる学校

研修生の声を紹介していくシリーズ。
2月に2回目の実地研修に来てくれた藤原美里さんの感想、ついに最終回です!
研修全体を振り返って、藤原さんの考えをまとめてくださっています。


最後に
私はよく教育を「靴」で表現します。靴が1種類・ひとつのサイズしかなければ、それに合わない人は窮屈に感じたり、歩きにくかったりする人は必ず現れます。だから子どもたち一人ひとりに合った多様な靴をつくろう。大きくなると履き替えよう。
教育も同じで、1つの種類の教育だけだと、それを窮屈に感じたりしんどくなったりする子どもは現れます。だから子どもたち一人ひとりに合った多様な教育を選べるようにするのがいいのではないか。と、私はよく考えます。

今回まっくろに行って思ったのが、まっくろは、裸足で過ごせるような場所だな、ということです。まっくろはカリキュラムやクラス、評価などがありません。そのままの自分で、自分のワクワクする気持ちに従って、自分でそのときの過ごし方を決めます。靴の形やサイズといった、足をかこむ枠組みがない。そのままの自分の足で、自分の行きたいところに駆け出すことができる場所です。ただ、裸足で過ごしても怪我をしないように、安心して裸足で過ごせるように、ミーティングで話し合い、環境をみんなで整えます。

まっくろは「安心して裸足で過ごすことができる学校」だと言えるのではないでしょうか。私はこれがとっても素敵なことだと強く思っています。実際に、帰る時間が過ぎたのにまっくろに居続けるメンバーがいることや、まっくろのお泊まり会をとても楽しみにしているメンバーが多いことなどから、メンバーが心から安心して、自分らしく過ごすことのできる学び場であることが伝わりました。

まっくろが日本にあって本当に良かったなと心から思います。私はただ研修を受けただけの人ではありますが、まっくろは私の中での大きな心の居場所になっています。子どもの頃に通えていたら良かったなと何度も思いましたが、大学生のときに出会えて良かったなと思います。私はオルタナティブスクールをつくるという夢を持っています。今回の研修を通して、まっくろは私のつくるスクールの重要なモデルの一つになると確信しています。宝物のような学びの経験の機会をつくってくださり、本当にありがとうございました。次はスクールづくりが本格的に始まったタイミングで研修に参加することになると思います。またお会いできることを楽しみにしています。


教育も「靴」と同じで、いろいろなデザインや種類があっていい、大きくなったら履き替えたらいい、
とても素敵な考え方だなと感じました。
まっくろは「安心して裸足で過ごすことができる学校」、そんなふうに思ってもらえてすごくうれしいです。
藤原さんの夢をずっと応援しています。またぜひ遊びに来てください!素敵な感想をたくさんありがとうございました。

◆実地研修のご案内◆
(スクールを作りたい方・理解を深めたい方など向け)
これまでのべ229名の方が参加されました。一週間スクールを体験しながら学びを深めるプログラムです。他のスクールから来られた方とともに研修を受けることもいろいろな刺激があると思います。ぜひ多くの方に来ていただきたいです!ご参加お待ちしております♪

【2025年度開催予定】

①9月1日(月)~4日(木)
②10月20日(月)~23日(木)
③11月17日(月)~20日(木)
④12月1日(月)~4日(木)

上記以外にも個別に日程を組むこともできますので、お気軽にmakkuro.info@gmail.com寺本までご相談ください。

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