泣いちゃった
四月に入学した子が終わりの会に呼ばれました。
先週の掃除のときに泣いてしまってしなかった。それで他の子がその子の分もして大変だった。今週代わりに自分の分もして欲しいとの苦情と提案でした。
司会の子が事実確認すると、また泣き出したものの首を縦に振りました。
理由を聞いても泣いています。
先週の状況を知ってる人が説明しました。
掃除場所を決めるときに、自分がしたいところができなかった。それで泣いていてしなかったと。
その子はまた首を縦に振りました。
提案を話すと首を縦に振りました。
司会が
慣れてもらうためにやりたいところを選らんでもらいましょう。どこならできますか?
と聞くと、ただ泣いています。
司会が
泣いているだけじゃわかりません。話し合いになりませんよ。
それじゃ、先にほかのことをはなしていきましょう。
最後に聞きますから、それまでに気持ちを落ち着かせて考えておいてください
ときっぱり言いました。
その子は首を縦に振りました。
その子はそのあとも泣いていましたが、その間に他のことをどんどん進めていきました。
ほかの話がなくなる頃には泣き止んでいました。
司会がその子に聞くと、
今度は「トイレ」とはっきり答えました。
それで司会が
今回はトイレをしてもらいましょう。
次からは好きなところにならなくてもちゃんとやるようにがんばってください
と声をかけました。
この子は仲良しが休みで午前中も長いこと外で泣いていましたが、自分で泣き止んで部屋に入ってきていました。
泣いてしまうこともあるけど、自分で気持ちを落ち着かせることができると信頼されています。
自分と向き合うこと、自分で感情をどう扱うかを大切にしています。