この仕事、将来に役に立ちそう!
毎年4月、スクール全体のための仕事をする人が募集されます。
図書委員などの小中学校にもあるものから、施設管理・見学者案内など小中学校では子どもがしないものまであります。
子どもが引き受けなかったものは、雇われている大人がします。
今年も何人かが集まって、どれをしようかと話しています。
「私もこれ好きだからやろう」
「これ得意だから、やってみようかな?」
「私は好きなのとか、得意なのとかどれもないけど…将来働いたときに役に立ちそうなのを一杯やらしてほしい」
「会計補助は絶対いい経験になる、でも前やってた子大変そうだった…まずはクラブ会計からしよう」
「見学者案内とかインタビューに応じるとか…これもアルバイトでも初対面の人に説明するとかあるだろうから…こういうのをやっておきたい」
「それに見学者も子どもたちがやってる学校だから、子どもに案内されたほうがいいんじゃない?まっくろくろのためにもなりそう!」
こんな日常的な会話からも、それぞれが将来を、活き方をどう考えているか、刺激しあえます。
例年よりたくさんの係が埋まりました。
やらなければならないのではありません。
繰り返しになりますが、子どもが立候補しなかったものは大人が為事としてします。
ですから、子どもがひきうけると、大人の人件費も抑えられます。
また、子どもとペアでやれることは大人も楽しいかもしれません。
以前見学に来られた学校の教頭先生が
「こういうことは私のしている仕事です」と感心してくださいました。
好きなことをして過ごすデモクラティックスクール。
「それではゲームばかりしていて、おとなになる準備ができないのでは?」と心配する声をきくことがあります。
ですが、実際に見学に来ていただき、生活全般を理解されると、変わります。
「学校とは違うやり方だけど、たくさんのことを學べるところなんだ。」と。
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