短期参加の意義
夏合宿に参加する子の中には普段は小中学校に通っている子もいます。
なにが一番違うのでしょう?
お子さんは
「1日中ゲームできる!最高!」
送ってきた保護者は
「1日中ゲームばっかりなんて!」
となるかもしれません。
これは目に見える学校との違いです。
そうなるのは、デモクラティックスクールでは時間を自分でどう使うか決められると自由があり、その異文化体験にきているということです。
ご近所や他の家族と兼ね合いや習事や保護の考えなどで、子ども自身が時間をどう使うか決められる時間は家庭でも少ない、あるいはないかもしれません。
だからこそ、そういったお子さんには
たったの4日間でもいつ起きるか、寝るか24時間時間を管理する経験は非日常であり、感じること、気づくことが多いのではないでしょうか。
また、合宿ではご飯も3食自分たちで考えて、作ったり片付けたりします。
お風呂も同樣です。誰も沸かして準備してくれるわけではありません。
荷物の管理もそうです。
最初は初めての経験でどう決めたらいいか戸惑っていた子達も、日に日に能動的に楽しそうに時間を使っていきます。
周りには、普段から自分で自分の前学びに責任を持つ、スクールにも責任を持つ子たちがいて、その雰囲気の中にいるのですから、変化も早いと思います。
学校の学年がある人間関係とは違う、どんな年齢の人も対等な場を体験するのも、大きなことです。
違う世界がある、学校も一つの設定でしかないと実感できます。
自分でどういう人間関係がいいか考えるチャンスと自然になります。
子どもたちからの変化を見るのも夏合宿の楽しみです。
私も子どものとき比較的自由なキャンプに参加しましたが、学校や家以外のいろんな世界、人間関係の持ち方、生き方があると感じ、とてもいい経験でした。
今後もまっくろくろすけでは、一般の子どもが短期参加できる機会を作っていくつもりです。
ぜひ、ご参加ください。