話し合い②

週ミーティングでは2つシステム(やりかた)の変更や新たな提案などについて話し合います。

一つは通って5年目にはいったAくんの、もう一つは3年目にはいったBちゃんからの提案です。
二人ともほぼはじめてのシステム作りへの自分発の提案です。

Aくんはそれまではスタッフに「~したらよくなるやろ」とか「~しろよ」とか言っていました。
でも、ここはスタッフに言えばスタッフがしてくれる場ではなく、自分が困っていることや改善したいことは自分たちで正式な場で発言し、良くしていく場所です。それを体験していく場所だともいえます。

火曜日、Aくんが初めて「今のシステムだ…で、…なところが困った。…に変えたほうがいいと思う」と申し出た。…
話し合ったあと、司会が住民全体に新しくお試しすることになったシステムを説明。

その時に隣の子におしゃべりしていて注意力が散漫だった子がいて司会がその子に注意すると、Aくんも「これはけっこう重要なことやから、しっかりきいて!」と促していました。

自分たちの日常が快適になるように、どういうふうにやっていったらいいのか考えて、それをいつどこで言うのかも判断する。
発言するときは、ほかの人に理解されるように理由や改善点などを明確に話し、お互いに意見交換をし、よりよいものを検討し、結論をだし、それをきちんと確認し、参加者みなに知らせる。
物事を進めていくプロセスも丁寧に積み上げていきます。

また不便になると改定したり、不必要になるとなくしていったりします。

面倒かもしれないけど、デモクラティックスクールの面白いところでもあります。

そして、こういう集団における姿勢、話し合いでの聞く力・話す力・考える力や話し合いのプロセス・技術はいろんなところで役にたつものだと思います。

by スタッフ黒田

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