生き物の死
去年の夏まっくろくろすけで子どもたちが飼っていた猫が死にました。
ここのところの暑さでかなり衰弱していたし、老衰と思われます。
初めてまっくろ家にやってきたのは、一昨年3月。
道ばたで死にそうになってた、とメンバーの子が抱えて連れてきました。
名まえをみんなで決めました。
いろいろな候補が出ましたが、多数決で「ネコ」に決まりました。
そのエピソードを、見学者に紹介しているのを聞きつけた子たちは、
よく「〇〇が良かったのに~」と、自分の付けたかった名まえや、新しい名まえを言ったりしていました。
来た時から鼻水、クシャミ、目ヤニが止まらず、多くの子が被害(笑)を受けながら、
抱っこしたり、なでたり、自分の上着をネコさんの座布団に提供したりしていました。
獣医さんに連れて行くお金や、エサ代を、子ども予算を使うことに決めて、
好きな子たちがよくお世話していました。
ネコさんの小屋もできました。
人懐っこいネコさんは、物怖じせず人に付いてまわり、ネコアレルギーの子もネコさんは大好きでした。
春頃は膝の上に乗ったネコさんの体重をずっしりと感じたのに、
ここのところ、抱っこした子たちは「軽っ!」と驚くほどになっていました。
最後までまっくろくろすけに残って生命を全うしたネコさんは、
まっくろくろすけでしあわせに過ごせたんだと思います。
よくネコさんが歩いた場所にお墓を作ってあげようと、
子どもたちはまっくろ中を歩き回っていい場所を選びました。
良い時間をありがとう。
BY スタッフ寺本