講演会
12月ごろ、兵庫教育大学のボランティアステーションから
大学でお話しをする機会をいただきました。
約50名の学生と先生、大学院生の方も来ていました。
2名の生徒とスタッフで90分話をしました。
デモクラティックスクールのこと知っていたのは、1割程度の方だったので、
お話をゆっくり聞いてもらえてうれしかったです。
子ども達へ質問が
・どんなきっかけでいろんなことに興味をもつのか?
・夢は?
・デモクラティックスクールがもっとどうなっていったらいいか?
・スクールに対して国に望むことは?
・小学校中学校(一条校)に対してもっとどうなっていったらいいと思う?
でました。
終わりのあいさつでは大学生が
「自分も大学になり、自分から学ぶ、自分が興味をもったことからより深く、広く学びが広がっていくということを感じている。 自ら学ぶ、関心を深めることの大切さを今思っている。 もっと小さい時からそれをずっとしているということが今日の話からわかった。 小学校の先生になるつもりだが、小学校の中でもそうできるようにどうしていったらいいか考えたい」といったような感じで話されました。
言葉を一所懸命探しながら、本当に考えを巡らしているのが伝わってきて、
子ども達の話を真剣に聞いてくれていたのがわかりました。
中学2年生まで小学校と中学校に通っていて、
それからまっくろくろすけに転校してきたAちゃんが教員を目指す学生さんたちに
小中学校とデモクラティックスクールの違っているところを
5分ほど話しました。
それぞれの楽なところ、きびしいところという点から比べてもらいました。
学校に行ってるときは、しんどかった。
まっくろでは好きなことができて、そこはしんどくない。
でも、学校のほうが楽な面があるとも気づいた。
学校ではやることが決まっている。
それをしてしまって、時間が空いたら、また先生が何をするか言ってくれる。
まっくろでは自分で決めないといけない。
話でも、人に伝わるように、理解してもらうように話さないといけない。
学校だと、先生が決めてくれてやっていけてたけど、
まっくろでは自分も解決のために考えて、話して、やっていかないといけない。
最初、それが難しかった。
話すのがうまくいかなかったり、話すこと自体に慣れてなかった。
言えない自分をみつけた。
もっと小さいときからまっくろに来ている子達が
上手に話しているのをみて、びっくりした。
自分もだんだん言えるように、伝わるように話せるようになった。
この話をきいて、大学生も自分に引き付けて考えてくれていました。
「自分も大学に入って、自分たちでいろいろやっていく事が増えて、同じようなことを感じた。」と。
お話がおわったあとも、近くにきて個人的に話をしていく学生さんもいました。
また、まっくろに授業の空き時間にボランティアに行きたいと名乗りでてくれた人も。
ティーンエイジャーの子達にとっては大学生も年が違い存在です。
スタッフの話より、ほぼ同じ年の子達の話、話し方、存在感などインパクトがあったようです。
by スタッフ黒田