スタッフへの注意

豆まきの様子

 

まっくろくろすけでは
「使ったものはその日の間に片づける」というルールがあります。

次の日はかたづいた状態から始めたいということで、
片づけ忘れはそうじで担当の人が大きなテーブルの上に集めてくれます。

かえる前や次の日朝の会が終わるまでにそこに自分のものがあったら片づけます。
それでも、うっかり片付け忘れると、ルール違反で裁判(ルール違反があったとき、決まった委員の子+有志の子が次からどうしたら被告のルール違反をなくせるか考える会)で注意されます。

テーブルに残った片づけ忘れたものは、玄関においてある専用の箱に入れられます。

そこに「マギ」というコミックが入っていました。
気づいた子が私に教えてくれました。
見てみると私が貸してほしいと頼んできた子に貸したものでした。
「私はちゃんとくろちゃんに返したよ」とその子。

確かに受け取ったので、そのあとカバンに入れるのを忘れたんでしょう。
毎日テーブルの上も見ているつもりだったのですが・・・見落としたんでしょう。
1時からの裁判で呼ばれて、注意されました。

「一回目なので今回は注意のみですが、気を付けてください」と。
注意といえば大人が注意されることは裁判以外でもあります。

スタッフは仕事として来ているので、当然雇い主である子どもたちに遅刻しないでと言われています。
数年前、たびたび遅刻する人がいました。
そこで年に3回遅刻したら、あらためて話し合いをもち、
来年度の雇用なども含めたペナルティをつけることを考えるとなりました。

一年に一度くらいは
「車が途中で故障して動かなくなった」とかなど遅刻する人がいます。

今年は3回になった人がいました。
そこで、話し合いの日時が決めらて、みんなにお知らせされて、
興味のある人が参加して話し合うことになりました。

 

その人が言うには、今回のは寝坊した。
前のときは、交差点で前の大型車が曲がり損ねて、何度もやり直しをして、道をふさいでしまって、長いこと通れなかったためだった。
もう一回は覚えていないと。

一人の子が手をあげました。
「家を出ようとしたら近所の人が用事できた。
引っ越したばかりで、仕事にでるとこなので聞く時間がないと言えなかった。
それで出発が遅れて遅刻したと言っていた」とおぼえていました。

意見交換になると
「2番目のは仕方ない。本人の過失ではないと思う。
電車が遅れるときと同じで、車でもそういうことはあると思う。」
という意見が何人かからでました。

そこで、本人の過失のための遅刻は年に2回なので、
もう一度にならないように気を付けてもらう。
3回になったら、再び話し合いをもつとなりました。

タイムカードなどはありませんが、大人は遅刻したら正直にミーティングで謝っています。
信頼を大切にしているので、きちんと報告しています。

うやむやにせずに、ルールを守ることを大人も真剣に取り組んでいます。

by スタッフ黒田

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